いまさら聞けない葬儀での仏事の常識

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こんにちは。山口県岩国市の広仏コーポレーションです。

仏事といえば日本に欠かせない行事ですが、実は分からないことが多い…という人も多いはず。今回は、お葬式(葬儀)での「知らない人が多そうな」内容を広仏コーポレーション社長、蕗裕一朗がまとめました。

広仏コーポレーション株式会社代表蕗裕一朗

広仏コーポレーション社長 蕗裕一朗

山口県岩国市出身で、大学卒業後に東京の建設会社に就職。29歳まで勤め2006年に帰郷し「広仏岩国店」に入社。墓石事業部、霊園事業部、葬祭事業部を立ち上げ、2015年に代表取締役社長に就任、現在に至る。

趣味は社交ダンスで現在も競技選手として活躍中。

ご焼香って宗派の作法に合わせるべき?

え?そもそも宗派によってご焼香って作法が違うんですか?

宗派によりご焼香や数珠は変わる

実は違うんです。仏式のお葬式(葬儀)でお寺様が来られるお式ですが、会葬者としてご参列されますよね。

そのご焼香の際、浄土真宗の式なら浄土真宗、曹洞宗の式なら曹洞宗のご焼香の作法に合わせるべきか?ということなんですが・・・

結論としては、必ずしも合わせる必要はありません。自分の宗派のやり方で行うのがよろしいかと思います。

では数珠はどうでしょう?

数珠も宗派によって違いがあったり…?

違いがあるんです。お葬式などで必要な数珠は宗派によって異なりますが、数珠に関してもご自分の宗派のお数珠をお持ちになっていただいてよいと思います。もちろん、仏教の全宗派に対応しているお数珠もございますので、お近くのお仏壇店にいかれたら店員さんが親切に教えてくださる事だと思います。広仏でも取り扱っていますよ。

お葬式の際に困らないよう、成人されたらご自分の宗派の数珠と、どの宗派に対応できる数珠を両方お持ちになっておくとよいかもしれませんね。

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数珠も宗派ごとに違うんですね…知りませんでした。

初めてお仏壇に手を合わせていただくお寺様へのお布施袋の色は?

ご家族のどなたかがお亡くなりになってお仏壇をお求めになったとします。その際に初めてお仏壇に手を合わせていただくお寺様へのお布施ですが、そのお布施袋の色は何色でしょうか?

①白黒

②白黄色

③紅白など

全く分かりません…。というかお布施袋って色が何種類もあるんですか?

この答えは「紅白」なんです。

お仏壇はご家族がお亡くなりになられてから購入される方が多いのですが、本来、家を新築した時に一番最初に家に入っていただくのがご先祖様、そして次に我々人間という順序だったんです。

今でも新築をされたときや、事業所を立てたときに最初に神棚を取り付けたりする風習がありますね。

それと一緒で、お仏壇を購入することはご先祖様の自宅を新築されたという意味で、喜び事になり、紅白の熨斗(のし)で、そして蠟燭は赤のろうそくで、さらに紅白餅をご用意されるのが良いこととされています。

お祝いごとには紅白を使用して良い

家を新築したり、事業所を立てたときに最初に神棚を取り付けるということ
はよく聞きますが、仏壇も家を新築した時に購入するということは知りませ
んでした。赤色の蝋燭もあるんですね。

はい。お身内で喜び事があった時、結納や結婚、お子さんが生まれたり、お孫さんが生まれたり、喜び事の際はお仏壇やお墓に赤い蝋燭でお祝いのご報告
をされるのが良いかと思います。

赤い蝋燭は必ずお仏壇店に置いてありますので各家庭に1箱はあると良いですね!

喜び事があった際は、赤い蝋燭を仏壇やお墓に置いて報告を
すると良いのですね。勉強になりました。

お布施や熨斗に書く「御供」と「御仏前」の違いは?

言われてみるとこれも分からない…。

答えは四九日(満中陰)までにお持ちするのが「御仏前」、四九日(満中陰)を過ぎてからお持ちするのが「お供え」です。

所説ありますが、皆様がご葬儀の際、またはお知り合いがお亡くなりになられて、後から香典や御進物のお線香などをお持ちすることがありますよね。その際に意味を知って持って行くのがよいと思います。

人は49日にお浄土に到着されて初めて仏様になります。つまりお浄土に到着される前は「仏様の前」として「御仏前」。49日を過ぎてお浄土に到着されたら仏様になったと考え「お供え」となります。

考えてみたらなんとなくわかってくると思いますが、仏事はとっさの事も多いので知っておくだけで安心ですね。

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大切な人が亡くなったのでお仏壇の中に写真を置いてもいいですか?

これは問題ないんじゃないですか?

結論はダメなんです。

「大切な人の写真なのに…」というお気持ちは痛いほどわかるのですが、お仏壇は仏様の領域。

お写真をお仏壇の中に置いてしまうと、手を合わせる対象がお写真になってしまい、仏様に手を合わせる事を忘れてしまいがちになるからなのです。

そして一番置いてはいけない場所はお仏壇の上。ですから、お写真はお仏壇の手前か、横に置かれるのが良いと思います。

あ!そういえばお仏壇の「中」ではなく手前に置いたりしますよね。

分からないことを気軽に聞けるのも仏具店です

今回ご紹介した仏事はなかなか聞くに聞けない、聞くにしても何を聞いていいか分からないのが本音だと思います。

私達、葬儀や仏壇、お墓に携わる人間としては、普段なかなか聞けないことをお伝えするのがお仕事だと思っております。

お友達や周りの人に聞いても宗派が違ったりして間違った知識を持ってしまうこともあると思います。

最寄りのお仏壇店やお墓屋さんに出向いて、何も買わなくて良いんです。商品を見るだけ、顔を見るだけ、質問だけでも良いと思いますので、是非お店に立ち寄ってぶらぶらしてみて頂けたらと思います。

仏事って長い歴史がありますが、「家」のあり方や社会の変化などで昔は常識だったことでも、引き継がれていなくて知らないことが多いですよね。しかし、知らないままではいけないこともあるでしょうし、こういった知識はためになります。

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